カナダ:Teck社、原料炭価格の上昇により利益が増加

掲載日:2021年11月4日

10月26日、カナダの鉱山会社であるTeck Resources社は2021年第3四半期実績を公表した。原料炭価格の高騰により、第3四半期の利益は大きく増加し、調整後のEBITDAは前年同期の6億3,800万カナダドルから20億9,600万カナダドルへと3.3倍に、また調整後の利益は1億3,000万カナダドルから10億1,500万カナダドルへと7.8倍となった。

Teck社によると、第3四半期の原料炭の生産量は前年同期の510万トンから600万トンに増加した。販売価格は前年同期のトン当たり102US$から2倍以上の237US$となり、販売量も前年同期の510万トンから590万トンに増加した。また590万トンの販売量のうち約190万トンが中国に販売された。1月から9月までの生産量は1,830万トンで前年同期の1,510万トンからは320万トン(21%)増加した。なお、2021年の生産目標は2,500万トンから2,600万トンを計画している。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ