豪州:スイスTrafigura社、SA州Port Pirieに水素製造用電解槽を建設へ

掲載日:2021年12月23日

12月8日付の地元メディアによると、スイスを拠点とするコモディティ商社Trafigura社は、750百万豪ドルを投じてSA州Port Pirieに440MW規模の水素製造用電解槽を建設する計画であることを明らかにした。同計画は現在、FEEDの段階であるが、同段階においては同社が2.5百万豪ドルを出資するほか、SA州政府が産業助成枠「Jobs and Economic Growth Fund」から2.5百万豪ドルを給付するとされている。

同計画は、2025年に開始が予定される第1ステージでは電解槽の規模を85MWとし、第2ステージでは440MWと世界最大級となる見通しで、再生可能エネルギーを利用した水素(グリーン水素)を第1ステージでは20トン/日、第2ステージでは100トン/日生産して国内の輸送機関などへの供給や、アンモニアによる輸出を行うとしている。また、同計画で水の電解を行う際に製造される酸素は、同社の子会社であるオランダNyrstar社がPort Pirieで操業する製錬所で使用される酸素を当初段階においては20%、第2ステージにおいては全てを賄うことになるともされている。

Trafigura社は同計画の最終投資決定を2022年末に下す予定であるとしている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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