中国:国家能源集団、石炭火力でのアンモニア混焼技術開発に成功と発表

掲載日:2022年2月17日

1月28日付の現地報道では、国有電力大手の国家能源集団が、石炭火力発電設備でのアンモニア混焼技術開発に成功したと報じた。同社は1月24日、山東省の石炭火力発電所で初めて35%のアンモニア混合発電に成功したと発表している。

化石燃料よりもクリーンな燃料であるアンモニアの使用は、石炭火力発電所のCO2排出削減に効果的な方法であると考えられているが、高コスト・低効率であることから、議論の余地があると言う見方もある。

電力部門におけるCO2排出削減に向けたその他の取組みとしては、石炭火力発電所での超々臨界圧技術の使用が挙げられ、2020年時点で中国の石炭火力発電所の88%で使用された。

中国ではCO2排出削減に向けた取組みを進めており、中国人民銀行は2021年11月8日、同国の長期的なカーボンニュートラル目標に向け、企業のCO2排出削減を支援するため金融機関に低コストで融資をすると発表した。さらに同月17日には、石炭のクリーンで効率的な利用促進のため当該融資への追加として2000億元(約3兆6,000億円)の融資枠を設けることが国務院により決定されたと報じられている。

(古川 ゆかり)

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