インド:石炭を近隣諸国に輸出する計画

掲載日:2022年2月17日

2月6日付の現地報道によると、インド国営Coal India社(以下、CIL)は、石炭生産量の一部を近隣諸国に輸出する計画であるという。ロイターの報道によると、CILは、同国の「近隣第一政策」に基づき、バングラデシュ、ネパール、及びブータンに石炭を輸出する計画であり、現時点では輸出される石炭の質と量は不明とされている。

なお、中国社会科学院 世界経済政治研究所所長の王永忠氏によると、中国、日本、韓国などの主要な石炭輸入国は、受容可能な品質及び価格でインドネシア、ロシア、及びオーストラリアから石炭を輸入しており、これらの国々にとってインドの石炭は受け入れられない可能性があると述べている。王氏は、世界の石炭市場における石炭の量は豊富であり、インドからの石炭輸出は国内埋蔵量の調整に過ぎない可能性があるため、同国の石炭輸出が世界市場の需給に影響を与える見込みは低いだろうと指摘している。

(古川 ゆかり)

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