コロンビア:鉱山エネルギー省、洋上風力発電に関するロードマップ案を公表

掲載日:2022年2月24日

2月11日の現地紙によると、鉱山エネルギー省は、再生可能エネルギー、特に洋上風力発電についてのロードマップ案を公表した。これは、世界銀行が新興国向けに行っているエネルギーセクター管理支援プログラム(ESMAP)及び国際金融公社(IFC)の洋上風力開発プログラムの枠組みの中で実施された一連の調査に含まれる。
 
このロードマップの中で、中長期的な視点からコロンビアの発電セクターの中で洋上風力発電が果たせうる役割や、シナリオ(高、低)ごとの予測などを示している。この文書によれば、コロンビアのカリブ沿岸には豊富な風力資源があり、洋上風力発電のポテンシャルは約109GWである。しかし、様々な環境、社会、その他の制約を考慮すると、約50GWの開発探査エリアがあるとしている。
 
理論上のポテンシャルに対する推定設備利用率は、La Guajira東部では70%近く、世界的にも最も高い率である。本書で示す2つのシナリオは以下の通り:

・「低」シナリオ:国家戦略や洋上風力発電のための具体的な調達プログラムがなく、500MW等の小規模プロジェクトが個別に実施される場合。

 このシナリオは、専用の送電網拡張なしに、それまでの期間に通常行われる送電網の強化を利用して、或いは、Cartagena、Barranquilla、Santa Marta等の近隣の都市に集中することで達成可能である。
 低シナリオでは、累積ベースで2030年までに200MW、2040年までに500MW、2050年までに1.5GWが予測している。

・「高」シナリオ:専用の技術についての調達プログラムを通じて、商業規模(1GWレベルのプロジェクトを含む)で開発される場合。 

 2030年の目標を達成するには、現在検討されていない追加の送電網の改善を評価する必要がある。2030年から2050年の期間、特に2040年から2050年の期間にかなりの発電量を達成するには、必要な送電容量を確保するための大きなプログラムを実施する必要がある。高シナリオでは、沿岸の中心地近くで初期にプロジェクトを実施することに加えて、国の中央および東部の沿岸地域でのプロジェクトが開発されることを想定している。このシナリオでは、累積ベースで2030年までに1GW、2040年までに3GW、2050年までに9GWを予測している。

(リマ事務所 初谷 和則)

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