コロンビア:Boyaca県で15名の死者を出した炭鉱事故の原因

掲載日:2022年3月17日

3月1日の現地紙によると、Boyaca県Tasco市の農村地域にあるLa Chapa炭鉱で、2月26日(土)に起こった爆発事故で15名が死亡したが、この事故では、15名の遺体を回収するのに46時間を要した。

Tasco市長は、事故の原因は、充満したメタンガスと炭塵のために爆発が発生したと説明した。この炭鉱は、鉱業権を取得して生産活動を行っている合法的な炭鉱であるが、国家鉱業庁は、爆発の詳しい原因と責任を明らかにするために調査を行うことを明らかにした。ANMの救助チームは、救助作業を行うために通気ダクトを設置しなければならなかった。メタンガスによる爆発は、コロンビアの炭鉱で最も多い原因であり、2020年から現在までに353名がこのために亡くなっている。

Rosario大学鉱業環境法教授のLeonardo Guiza氏は、炭層中にはメタンガスや天然ガスが溜まっている場所があり、適切な安全措置を講じないと、こうした重大な事故を発生させるリスクが高くなる、と説明する。更に違法鉱山での小規模な事故については届け出られていない可能性があることも指摘した。Externado大学の鉱業アナリストであるEduardo Alfonso Chaparro教授は、「危険な行為」がこれらの事故につながる、と指摘する。こうした事故を防ぐため、労働者、監督、鉱業権所有者に大規模な研修を行うべきだ、と述べ、また安全規則実施を怠る者への罰則を強化すべきだ、と付け加えた。

(リマ事務所 初谷 和則)

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