豪州:豪州とインドが自由貿易協定を締結、豪州からインドに輸出される鉱物資源の多くが即時非関税に

掲載日:2022年4月14日

4月1日付の地元メディアによると、豪州連邦政府は、インド政府と豪印自由貿易協定(FTA)を締結したことを明らかにした。同FTAの締結によって、豪州からインドに輸出される物品のうち非関税品目が占める割合は、同協定の発効時において85%以上、今後10年間で91%となり、鉱物資源や金属に関しては石炭、アルミナ、銅、液化天然ガス(LNG)のほか、電気自動車(EV)で使用されるリチウムイオン電池(LIB)の材料や再生可能エネルギー施設に利用される鉱物として定義される「クリティカルミネラル」に属するマンガン、ニッケル、コバルト、チタン、ジルコンなども関税が即時撤廃される。豪州連邦政府は2022年3月にインド政府とクリティカルミネラルの投資パートナーシップを締結しており、同パートナーシップに5.8百万豪ドルを拠出することを表明している。

また、豪州産石炭は、中国において豪中関係の悪化を背景に2020年11月頃から輸入規制の対象とされていることからインドの輸入が急増し、現在はインドの石炭需要の25%を賄うとされている。豪州連邦Dan Tehan貿易観光投資大臣によると、2020年における豪州の物品サービス輸出額のうちでインドに仕向けられた額は169億豪ドルと、6番目に大きなシェアを占めたとされている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ