ロシア:リトアニアにおけるロシア産石炭について

掲載日:2022年4月21日

4月11日付の現地報道によれば、リトアニア鉄道社(LTG)のジカライテ氏は、2022年8月に導入されるEUのロシア産石炭禁輸措置により、SUEK社からの石炭輸送量が250万トン減少することになると述べた(期間について言及はされていない)。SUEK社の創業者であるメリニチェンコ氏は2022年3月に欧州の対露制裁リスト入りを受けて同社の取締役を辞任したが、LTG社は同月、同社の石炭輸送を全面停止した。

リトアニアで石炭の卸・小売りを行う企業のオーナーが匿名を条件に話したところでは、ロシア産石炭禁輸が同国の石炭市場に影響を与えることに疑う余地はない。各企業とも(禁輸開始の)8月までにできるだけ多くのロシア産石炭を輸入しようと努力し、同時に、ロシア産よりも高いコロンビアや豪州など新規の供給者を模索しているとのこと。

エコノミストのイズゴロヂン氏によれば、リトアニアの石炭輸入の中でロシア産は93%を占め、金額ベースでは2021年に2,000万EURに上る。現在リトアニアは10か国から石炭を輸入しており、昨年は金額ベースで合計2,150万EURだったとのこと。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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