ロシア:ロシア炭禁輸措置について

掲載日:2022年4月21日

4月6日付の現地報道によれば、英国は2022年末までにロシアからの石炭及び石油の禁輸措置を導入、その後ロシア産ガスについても禁輸を目指すとのこと。

世界有数の一般炭供給国であるインドネシアの石炭産業関係者によれば、イタリア、スペイン、ポーランド、ドイツなど欧州各国のバイヤーから照会がきていると明らかにしている。しかし余剰分は限られており、まず国内需要を満たさなければならないため、輸出量を増やすことができるかどうかは不明とのこと。

また同じく主要な輸出国である豪州の石炭生産企業は、欧州への輸出拡大の可能性は限られている、と指摘している。Australia & New Zealand Banking Group Ltd.のアナリストは、新規生産への投資不足や、アジアで比較的需要が高いことから、ロシア炭の輸出減少分を埋めることは難しい、としている。

Morgan Stanleyのレポートによると、欧州の電力会社やトレーダーは、南アフリカ、コロンビア、米国、さらにはオーストラリアからの輸入を増やすことになろうが、それには時間がかかり、コストも増大する、と指摘している。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ