豪州:Environmental Clean Technologies社、褐炭を利用して水素を製造するVIC州Bacchus Marsh実証プロジェクトのPhase2を開始へ

掲載日:2022年5月12日

4月28日付の地元メディアによると、Environmental Clean Technologies(ECT)社は、VIC州Bacchus Marshで実施する、Bacchus Marsh実証プロジェクのPhase 2を開始することを明らかにした。同プロジェクトは、同社が特許を取得したColdry技術を用いて、褐炭とバイオマスの混合物から水分を除去してペレットを製造し、これらのペレットを焼成することで発生する合成ガスから、発電や、水素を多く含む液体であるギ酸の製造などを温室効果ガス(GHG)排出実質ゼロで行うというものである。

同社は、この実証プロジェクトが成功すれば、同技術を用いた商業的な水素の製造を同州Latrobe Valleyで実施する計画であるとしている。また、同社は今回、Phase 2を実施するにあたり、3.5百万豪ドルを出資するほか、グラフェンなどカーボンナノ材料を製造するGrapheneX社から、発電の過程で使用する39MW規模のガスタービンやギ酸製造に使用する設備の導入に3.5百万豪ドルの出資を受けることで同社と合意を締結したとしている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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