豪州:緑の党が連邦総選挙で上院のキャスティングボートを獲得か、新規の石炭・ガスプロジェクトを禁止する法案が可決される可能性も

掲載日:2022年6月2日

5月22日付の地元メディアによると、2022年5月21日に行われた連邦総選挙で、緑の党が上院の76議席中12議席を得る見通しであり、同院におけるキャスティングボートを得る可能性があることが明らかになった。同選挙では開票から2日を過ぎた現時点において、野党労働党が下院では過半数の76議席を獲得して豪州連邦政府の政権を掌握したことを宣言したが、上院では同党が26議席を獲得する見通しである一方で、現与党の自由党と国民党が合計33議席を獲得する見通しであるため、緑の党がキャスティングボートを得るのではないかと、緑の党や諸メディアは予測している。

緑の党は、同党が同選挙でキャスティングボートを得た場合、連邦議会での法案可決において労働党と交渉を行う際の条件に「新規の石炭・ガスプロジェクトを禁止する」ということを含めると、2022年4月に表明している。また、同党は下院での議席数においては、2019年5月に行われた前回選挙ではメルボルンでAdam Bandt党首が1議席を獲得したのみであったが、今回の選挙ではメルボルンで引き続き1議席を得たことに加え、QLD州のRyanとGriffithでそれぞれ1議席を獲得する見通しであるともされている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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