コロンビア: Norte de Santander県の炭鉱爆発事故で最後の遺体が回収される

掲載日:2022年6月23日

6月9日付の地元メディアによると、Norte de Santander県内のLa Mestiza鉱山で5月30日に発生した爆発事故から1週間以上が経過したが、坑内に閉じ込められていた作業員14名の内、最後の遺体が今朝発見された。この爆発事故では、作業員15名が巻き込まれたが、全員死亡となった。

国家鉱業庁(ANM)は、この爆発はメタンガスと炭塵の蓄積により発生したと明らかにしており、坑口付近にいた1名も、Cucuta市内の病院に搬送されたが、体の90%に火傷を負っており、36時間後に死亡した。

鉱山救助隊、ANM、民間防衛、赤十字、軍や警察が救助作業に協力したが、土砂崩れ、湧水、有毒ガスの発生などにより救助作業は困難であり、閉じ込められた作業員の最初の遺体が発見されたのは爆発から3日経過した後だった。

(リマ事務所 初谷 和則)

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