ロシア:エリガ炭鉱からオホーツク海沿岸までの私鉄建設決定

掲載日:2022年6月30日

6月20日付の現地報道によれば、エリガ炭鉱を開発するA-Property社は、同炭鉱からオホーツク海ウダ湾の港(ハバロフスク地方チュミカン村)までの鉄道を自己資金で建設することを決定した。2022年3月末に、当時A-Property社の5%株主であった国営会社Rostechのチェメゾフ社長がプーチン大統領に対して、鉄道建設プロジェクト実現への用意がある旨書簡を提出し、大統領から承認を得たとのこと(Rostechはその後4月に、A-Property社からの撤退を表明、6月16日に関連する文書の調印が行われている)。同報道によれば、鉄道及び港の操業開始は、2025年第1四半期となる見込み。

一方、ハバロフスク地方のデグチャレフ知事は6月上旬に行われたサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムで、2024年中にもこの鉄道で第1号列車が運行される計画であると述べている。同知事は、この鉄道はハバロフスク地方で過去最も長く、高価な私鉄線であるとし、太平洋線と名付けられることを明らかにした。また新しい港はエリガ港と名付けられ、オホーツク海沿岸マノルスキー岬に建設されるとのこと。さらに同知事は、2024年にエリガ港から第一号のバルク船が出航する計画であると述べた。同知事は4月に、新鉄道に関して20Kmはすでに敷設されたと発表していた。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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