豪州:連邦政府、VIC州沖合のGippslandゾーンを洋上風力発電施設の開発における豪州初の候補地に指定か

掲載日:2022年6月30日

6月21日付の地元メディアによると、豪州連邦政府が、VIC州沖合のGippslandゾーンを、洋上風力発電施設の開発における豪州初の候補地に指定する模様であるとされている。同政府は、自由党と国民党の連立による前政権において、2021年11月に沖合の再生可能エネルギーインフラ開発に関する規制枠組みを定める法案「Offshore Electricity Infrastructure Bill 2021」を議会で可決し、2022年4月にはGippslandゾーンを洋上風力発電施設の開発における優先候補地とすることを表明していた。

2022年5月に行われた連邦選挙で政権を獲得した労働党は、豪州における温室効果ガス(GHG)排出量を2050年までに実質ゼロとするという目標を達成するために、再生可能エネルギーなど、GHG排出ゼロ電源が発電ミックスに占める割合を2030年までに80%以上とすることを目指している。一方、VIC州政府はVIC州の電源を石炭から再生可能エネルギーへ移行するという構想のもと、同州のGippslandゾーンやPortland西部ゾーンに洋上風力発電施設を開発し、これらの出力規模を2032年までに同州の発電ミックスの20%に相当する2GWに拡大し、その後、2035年までに4GW、2040年までに9GWへと更に拡大することを目指している。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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