豪州:豪州の2021/22年度鉱物資源輸出額が4,050億豪ドルと前年度比31.1%増に、エネルギー価格値上がりなどが背景

掲載日:2022年7月14日

7月4日付の地元メディアによると、豪州の2021/22年度における鉱物資源輸出額が4,050億豪ドルと前年度比31.1%増となり、過去最高の水準に達したことが豪州連邦政府の報告書「Resources and Energy Quarterly」で明らかになった。同報告書は、この大幅な輸出額増加の背景について、2022年3月にウクライナ侵攻を開始したロシアへの経済制裁として、世界各国がロシア産化石燃料を禁輸したことにより、石炭やガスなどの供給不足が生じ、エネルギー価格が値上がりしたことがあるとしている。

豪州の同年度における鉱物資源輸出額を鉱種別に見ると、鉄鉱石が前年度15.8%減の1,330億豪ドル、液化天然ガス(LNG)が同比118.8%増の700億豪ドル、原料炭が同比141.7%増の580億豪ドル、一般炭が同比129.4%増の390億豪ドル、金が同比11.1%減の240億豪ドルの順となったほか、電気自動車(EV)で使用されるリチウムイオン電池(LIB)の材料や再生可能エネルギー施設に使用される鉱物として定義される「クリティカルミネラル」のニッケルやリチウム、亜鉛がそれぞれ前年度比71.8%増の67億豪ドル、同比310%増の41億豪ドル、同比23.5%増の42億豪ドルとなり、大幅に増加した。

また、同報告書では、2022/23年度の豪州の鉱物資源輸出額について、エネルギー価格の高値傾向が継続する見通しであることから更に増加して、4,190億豪ドルとなると予測している。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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