豪州:連邦Albanese首相、「豪州における石炭・ガスの新規プロジェクトを禁止しても地球規模の温室効果ガス排出量がむしろ増加するおそれも」

掲載日:2022年7月28日

7月20日付の地元メディアによると、豪州連邦Anthony Albanese首相は、連邦政府の野党である緑の党が、豪州における温室効果ガス(GHG)排出量実質ゼロを達成するための方策の一つとして、国内における石炭・ガスのプロジェクトを禁止するべきと主張していることに対し、「豪州産よりも品質の低い石炭やガスが代替として世界市場に出回るようになり、地球規模のGHG排出量は減るどころか更に増加するおそれもある」という見解を述べたとされている。

同政府は2022年7月26日、同年5月21日に行われた連邦選挙以来、初の連邦議会を開催し、豪州のGHG排出量を2030年までに2005年比43%減とするという案を盛り込んだ気候変動法案「Climate Change Bill」を同議会に提出する予定であるが、上院でキャスティングボートを握る緑の党は、GHG43%削減の案には賛同の意を示しているものの、同法案に賛成票を投じるにあたっては、豪州における石炭・ガスの新規プロジェクトを禁止するということを条件に、同政府の与党である労働党と交渉を行うとしている。また、同政府の最大野党である自由党は、同法案については反対の姿勢であると、同メディアは報じている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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