カナダ:加Cabin Ridge Holdings社、加AB州政府に対する法的手続きを開始
掲載日:2022年7月28日
6月30日付けの地元メディアによると、加Cabin Ridge Holdings社と事業会社のCabin Ridge Project社の両社は開発を進める加AB州のCabin Ridge原料炭プロジェクトに関して、AB州政府に対し法的手続きを開始したことを発表した。
AB州政府は2020年に、1976年以降、同州の石炭探鉱・開発を規制してきた石炭政策を撤廃するも、州民からの批判を受けてこれを撤回し、ロッキー山脈の一部における石炭開発および探査活動を当面の間禁止することを発表した。
同社はこれまで、5千haに及ぶフリーホールド鉱区の取得とプロジェクト開発に多額の投資を行ってきた。同社はプレスリリースの中で、州政府は「実質的かつ不合理に」同社の開発権を侵害したとして、これをフリーホールド鉱区の「事実上の収用」であると批判した。
同社はまた、土地の価値喪失による30.441億カナダドルの損害賠償、もしくは56百万カナダドルと修復費用の返還を求めている。
AB州政府は2020年に、1976年以降、同州の石炭探鉱・開発を規制してきた石炭政策を撤廃するも、州民からの批判を受けてこれを撤回し、ロッキー山脈の一部における石炭開発および探査活動を当面の間禁止することを発表した。
同社はこれまで、5千haに及ぶフリーホールド鉱区の取得とプロジェクト開発に多額の投資を行ってきた。同社はプレスリリースの中で、州政府は「実質的かつ不合理に」同社の開発権を侵害したとして、これをフリーホールド鉱区の「事実上の収用」であると批判した。
同社はまた、土地の価値喪失による30.441億カナダドルの損害賠償、もしくは56百万カナダドルと修復費用の返還を求めている。
(バンクーバー事務所 佐藤佑美)
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