豪州:連邦環境大臣、QLD州Central Queensland Coal炭鉱プロジェクトの認可申請を却下することを提案

掲載日:2022年8月12日

8月4日付の地元メディアによると、豪州連邦Tanya Plibersek環境大臣は、豪州のビジネスマンであるClive Palmer氏の所有するQLD州Central Queensland Coal炭鉱プロジェクトの認可申請を却下することを提案した。

同プロジェクトは、QLD州中部における面積2,661haのエリアに2つの露天掘り炭鉱を開発し、19年の操業期間に主に輸出向けの一般炭及び原料炭を年間に最大10百万トン、合計で64百万トン生産するものである。

同大臣は、同プロジェクトの却下を提案した背景について、同プロジェクトが、同州Great Barrier Reefで世界遺産または豪州の国家遺産に指定されるエリアから10km程度しか離れていないために環境面の打撃を与えるということがあるなどとしているが、連邦政府の環境大臣が炭鉱プロジェクトの却下を提案するのは今回が初めての例であるとされている。同大臣は、2022年8月4日~18日の期間に、同提案に対する一般意見を募集するとしている。

また、QLD州政府は、同プロジェクトの環境影響調査書(EIS)の評価報告書を2021年4月に発表したが、同報告書においては、同プロジェクトに関し、「十分に管理または回避することが不可能な、容認し難いリスクを含む」として、実施するには適切ではないという提言を行っている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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