コロンビア:数年後にはコークス輸出量倍増が期待
掲載日:2022年10月20日
9月25日付の地元メディアによると、コークスは、コロンビアの第一の輸出工業品であり、コークスの輸出量は、中国、ポーランドに続き世界第3位である。2021年の輸出量は420万トン、金額ベースでは13億米ドルであった。
FENALCARBON(石炭生産者連合)のCarlos Cantes会長は、今後数年間に輸出量を1,000万トンに増やしたいと語る。また、主要な生産会社であるMilpaのCarlos Parraマネージャーは、鉄鋼の代替品が無いように、コークスの代替品もないため、成長の機会がある製品だ、と説明した。
同社は年間80万トンを生産しており、100万トン達成を目標としている。そのためにBoyaca県で2つのプロジェクトに取り組んでおり、2025年には完成する予定。投資総額は5,000万米ドルである。同様に、年間40万トンを生産するCoquecolも生産性向上のための投資を5,000万米ドル行い、生産量を倍増する予定である。
Carbomax社のHomero Gomez社長も、生産量を現在の45万トンから100万トンに増加する計画である。
こうした増産を行うには、石炭探査を継続する必要がある、と上述のParra氏は述べる。他方、CoquecolのRicardo Blanco社長は、政府が(石炭探査の)実現可能性を減少させれば、数百万米ドルもの価値のあるプロジェクトに参入することができない、と懸念を示した。
現在、景気後退の状況から鉄鋼需要が減少しており、それに伴いコークス需要も低下している。しかし、生産会社は需要が回復し、増加する、と期待している。
また、輸送のためのインフラ整備ももうひとつのこのセクター成長のための課題である。Gomez氏は、国内の港までの輸送料が国際的な目的地までのフレートと同じくらい高い、と説明した。これを改善するためには、鉄道、河川輸送、港湾などへの国の投資が必要である。
FENALCARBON(石炭生産者連合)のCarlos Cantes会長は、今後数年間に輸出量を1,000万トンに増やしたいと語る。また、主要な生産会社であるMilpaのCarlos Parraマネージャーは、鉄鋼の代替品が無いように、コークスの代替品もないため、成長の機会がある製品だ、と説明した。
同社は年間80万トンを生産しており、100万トン達成を目標としている。そのためにBoyaca県で2つのプロジェクトに取り組んでおり、2025年には完成する予定。投資総額は5,000万米ドルである。同様に、年間40万トンを生産するCoquecolも生産性向上のための投資を5,000万米ドル行い、生産量を倍増する予定である。
Carbomax社のHomero Gomez社長も、生産量を現在の45万トンから100万トンに増加する計画である。
こうした増産を行うには、石炭探査を継続する必要がある、と上述のParra氏は述べる。他方、CoquecolのRicardo Blanco社長は、政府が(石炭探査の)実現可能性を減少させれば、数百万米ドルもの価値のあるプロジェクトに参入することができない、と懸念を示した。
現在、景気後退の状況から鉄鋼需要が減少しており、それに伴いコークス需要も低下している。しかし、生産会社は需要が回復し、増加する、と期待している。
また、輸送のためのインフラ整備ももうひとつのこのセクター成長のための課題である。Gomez氏は、国内の港までの輸送料が国際的な目的地までのフレートと同じくらい高い、と説明した。これを改善するためには、鉄道、河川輸送、港湾などへの国の投資が必要である。
(リマ事務所 初谷 和則)
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。