欧州: EUの制裁緩和により、ロシアは欧州向け輸出の一部をアジアに振り向け
掲載日:2022年12月15日
12月8日付の地元メディアによると、EU理事会はエネルギー確保の目的でEUの事業者が行う、特定のエネルギー関連物品の第三国への移送および、その移送に関連した融資・金融支援は禁止されないことを発表した。
同措置により、ロシアは欧州向け石炭輸出の一部をアジアに振り向けたため、同国の石炭売上高が急増している。民間の調査会社によると、2022年10月のロシアからの石炭出荷量は約1,660万トンに達し、過去最高を記録した2017年6月の水準にわずかに及ばない量であったことが、明らかになった。
同措置により、ロシアは欧州向け石炭輸出の一部をアジアに振り向けたため、同国の石炭売上高が急増している。民間の調査会社によると、2022年10月のロシアからの石炭出荷量は約1,660万トンに達し、過去最高を記録した2017年6月の水準にわずかに及ばない量であったことが、明らかになった。
(石炭開発部 佐藤 譲)
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