コロンビア: 国家鉱業庁長官、石炭の大規模露天採掘権を今後発給しないと発表

掲載日:2022年12月22日

12月8日付の地元メディアによると、国家鉱業庁(ANM)のAlvaro Pardo長官は、Gustavo Petro大統領の指示に従い、大規模な石炭の露天採掘契約は、今後結ばないことを発表した。

また、環境保護地域で現在授与されている1,816件に及ぶ鉱業権のうち、48%以上は環境ライセンスを得ていないため、ANMは、今後、これら鉱業権を慎重に審査する計画である。

また、同長官は、国営の鉱山会社の設立を発表し、正式かつ合法的に金を採掘する鉱山会社から金を購入することについても明らかにした。

同長官が就任以来、ANMの見直しを図ってきた中で、鉱業権授与における不正、未収金、職員が関与する汚職などが見つかってきている。

(リマ事務所 初谷 和則)

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