豪州:連邦政府、NSW州Hunter地域を洋上風力発電ゾーンに指定することを検討か

掲載日:2023年1月19日

1月10日付の地元メディアによると、豪州連邦政府は、NSW州のHunter地域を洋上風力発電ゾーンに指定することを検討しているとされている。同地域は、石炭生産地であるほか、NSW州政府が再生可能エネルギーゾーン(Renewable Energy Zone:REZ)に指定する5地域の一つである。

連邦政府は2022年12月、VIC州Gippslandを豪州連邦における初の洋上風力発電ゾーンとして正式に指定しているが、同メディアは、連邦Chris Bowen気候変動・エネルギー大臣が、Gippslandに続きHunter地域を洋上風力発電ゾーンに指定するための一般協議を計画しているという情報を、関係筋から得たとしている。また、NSW州政府は、同州における洋上風力発電の発電容量を試算するための報告書の作成を2022年8月から開始したとされており、同メディアは、連邦政府によるこの一般協議が同報告書の完成に先駆けて開始されるのではとも予測している。

一方、識者によると、洋上風力発電においては風力タービンを海底に固定するためには、Gippsland沖合のように水深50m~60mの浅瀬である必要があり、同沖合と比較して水深が非常に深いとされるNSW州沖合の風力発電開発においては固定型タービンよりも技術面で遅れを取る浮体式タービンを使用せざるを得ないという障壁が存在するとされている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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