モンゴル:石炭輸出政策の変更が中国への輸出量に与えるリスク
掲載日:2023年2月9日
1月31日付の地元メディアによると、モンゴル政府は、国内で発生した650万トンの石炭窃盗事件を受け、石炭を従来の坑口価格ではなく、国境渡し価格で取引すると発表した。さらに、モンゴル証券取引所(MSE)におけるオークション方式による取引価格で石炭を輸出することになり、中国の企業と直接販売契約を結ぶことができなくなるという。
アジアのメディアによると、同国の石炭輸出政策の変更に伴う契約違反等を理由に、モンゴルの原料炭の大半を輸入している中国の買い手を取引から遠ざけるリスクが大きくなるとした。
一方、Erdenes Tavan Tolgoi社は、2023年の石炭輸出量は2,300万トンを見込んでおり、その一部をMSEにて販売する予定だと述べた。なお、政府関係者によると、2月に開催されるMSEオークションには、中国の55社が参加に関心を示したとした。
アジアのメディアによると、同国の石炭輸出政策の変更に伴う契約違反等を理由に、モンゴルの原料炭の大半を輸入している中国の買い手を取引から遠ざけるリスクが大きくなるとした。
一方、Erdenes Tavan Tolgoi社は、2023年の石炭輸出量は2,300万トンを見込んでおり、その一部をMSEにて販売する予定だと述べた。なお、政府関係者によると、2月に開催されるMSEオークションには、中国の55社が参加に関心を示したとした。
(北京事務所 鄭 佳琪)
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