コロンビア:Santander県庁がColcco社に与えられた石炭開発許可撤回を環境省に要請
掲載日:2023年2月9日
1月25日付の地元メディアによると、Santander県では、Santander自治公社(Corporación Autónoma de Santander:CAS)がColcco SA社に対して与えた露天掘りの石炭開発許可に反対して、住民たちがBucaramanga市とBarrancabermeja市をつなぐ道路の封鎖を48時間以上前から行っている。
抗議者たちの最大のグループは、El Centro集落とYarima集落をつなぐ道路の交差点(El Oponcitoと呼ばれる地区)に集結しているが、Campo 23と呼ばれる地区でも封鎖があり、県内の道路事情は悪化し、Barrancabermejaでのガソリン不足まで発生している。
この状況を前に、Santander県庁は、県庁環境局を通じて、この許可を撤回するよう環境省に求めた。許可の有効期限は30年であり、この採掘活動は、San Vicente市及びEl Carmen de Chucurí市の環境に取り返しのつかない環境破壊をもたらす、としている。
また、環境局は、「県庁は、環境省に対し、El Carmen de Chucurí市の石炭開発のためにCAS が COLCCO S.A. 社に付与した環境ライセンスを撤回するための適切な行政上及び法的措置を採るよう、正式に要請した」と述べた。またMauricio Aguilar Hurtado知事も、この許可への反対を表明し、住民たちの権利は守られることを保証した。
これに対し、CASは、住民たちと合意し封鎖を解除できるよう、対話の場を設けた。同時に、環境省と国家環境ライセンス庁からの見解を待っているところであることを明らかにし、環境省、県庁及びCASの間でその見解を検討し、本件に対する対応を決める、と説明した。
他方、抗議者たちは、Colccoに付与された許可が撤回されるまで道路封鎖と抗議を続ける、としている。
抗議者たちの最大のグループは、El Centro集落とYarima集落をつなぐ道路の交差点(El Oponcitoと呼ばれる地区)に集結しているが、Campo 23と呼ばれる地区でも封鎖があり、県内の道路事情は悪化し、Barrancabermejaでのガソリン不足まで発生している。
この状況を前に、Santander県庁は、県庁環境局を通じて、この許可を撤回するよう環境省に求めた。許可の有効期限は30年であり、この採掘活動は、San Vicente市及びEl Carmen de Chucurí市の環境に取り返しのつかない環境破壊をもたらす、としている。
また、環境局は、「県庁は、環境省に対し、El Carmen de Chucurí市の石炭開発のためにCAS が COLCCO S.A. 社に付与した環境ライセンスを撤回するための適切な行政上及び法的措置を採るよう、正式に要請した」と述べた。またMauricio Aguilar Hurtado知事も、この許可への反対を表明し、住民たちの権利は守られることを保証した。
これに対し、CASは、住民たちと合意し封鎖を解除できるよう、対話の場を設けた。同時に、環境省と国家環境ライセンス庁からの見解を待っているところであることを明らかにし、環境省、県庁及びCASの間でその見解を検討し、本件に対する対応を決める、と説明した。
他方、抗議者たちは、Colccoに付与された許可が撤回されるまで道路封鎖と抗議を続ける、としている。
(リマ事務所 初谷 和則)
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。