南アフリカ:Glencore、 2023年の南アフリカからの石炭輸出量の回復に期待
掲載日:2023年2月22日
2月16日付の地元メディアによると、港湾・鉄道の運営会社である国有企業Transnet社と南アフリカの業界団体「南アフリカ鉱業評議会」(Minerals Council South Africa)は、2022年12月に協力協定に署名した。この合意により、南アフリカの石炭輸出量は、2023年中に6,000万トンに回復する見込みであることがわかった。
Glencoreなどが所有する港湾施設「Richards Bay石炭ターミナル」によると、Transnet社の業績が深刻に悪化し、同社の石炭ターミナルへの2022年の石炭引き渡し量は5,000万トン強と30年ぶりの低水準にまで落ち込んだという。
Transnet社は通常、多くの鉱山会社と長期的な「テイク・オア・ペイ」方式で貨物輸送量の契約を結んでいる。この契約では、Transnet社は引き渡せなかった数量分の価格を鉱山会社に支払うことを約束し、鉱山会社はTransnet社の路線が利用されるよう、その量を供給する義務がある。
国有企業である同社にとってこのような制裁金は到底払いきれるものではない。 したがって、 新たな商業的取り決めの一環として、鉱山会社が Transnet社の鉄道路線に運転資金を提供することが考えられる。
Glencoreなどが所有する港湾施設「Richards Bay石炭ターミナル」によると、Transnet社の業績が深刻に悪化し、同社の石炭ターミナルへの2022年の石炭引き渡し量は5,000万トン強と30年ぶりの低水準にまで落ち込んだという。
Transnet社は通常、多くの鉱山会社と長期的な「テイク・オア・ペイ」方式で貨物輸送量の契約を結んでいる。この契約では、Transnet社は引き渡せなかった数量分の価格を鉱山会社に支払うことを約束し、鉱山会社はTransnet社の路線が利用されるよう、その量を供給する義務がある。
国有企業である同社にとってこのような制裁金は到底払いきれるものではない。 したがって、 新たな商業的取り決めの一環として、鉱山会社が Transnet社の鉄道路線に運転資金を提供することが考えられる。
(石炭開発部 佐藤 譲)
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