インドネシア：エネルギー・鉱物資源省の長官、石炭由来の化学製品の開発の可能性について言及

2月28日付の地元メディアによると、エネルギー・鉱物資源省の長官を務めるRidwan氏は、石炭下流事業の開発次第で、メタノールやジメチルエーテル(DME)などの化学工業原料を代替することが可能になると述べた。

同氏は24日、地元メディアに対し、「下流事業での石炭利用のニーズは高まっており、2030年には2,800万トン、2040年には3,400万トンに達すると予測されている」と述べた。

インドネシアには豊富な石炭資源と埋蔵量が存在する。2021年の同省のデータによると、インドネシアには1,100.07億トンの石炭資源が賦存し、362.8億トンの石炭が埋蔵している。

同氏は、「現在でも、石炭はまだ国内電力供給にとって主要な一次エネルギー源であり、石炭輸出による外貨獲得源でもある。そして、将来的には、国産燃料（石油燃料（BBM）や圧縮天然ガス(CNG)）を代替しうる石炭由来の化学製品の開発の可能性もある」と付け加えた。