インド:石炭省の29商業用鉱区がオークションで落札

掲載日:2023年3月16日

3月10日付の地元メディアによると、石炭省は2023年2月27日より商業用鉱区オークションの第6ラウンドを開始し、同オークションにかけられた全ての炭鉱が落札された。

同省は、国内の石炭生産能力を強化するために同オークションを実施しており、入札者に対する平均収益分配率は22%超えの高い競争率を記録した。これは、政府の石炭セクターへの改革方針が産業界から好意的に受け入れられていると考えられる。

商業用鉱区で生産される石炭は最終用途の制限をしない政府の政策により、落札者は石炭を自社用途での使用、国内販売及び輸出することができるようになった。

今回落札された29の鉱区のうち、探査が完了した炭鉱が22、部分的に探査された炭鉱が7、総地質埋蔵量は約81億6,000万トンである。同炭鉱は2024年~2025年に石炭の生産を開始する予定であり、稼動を始めると国内石炭需要の7%以上を賄えると見込んでいる。さらに、一般炭の輸入量も減少させられると期待されている。

(石炭開発部 高山 英子)

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