コロンビア : 国家開発計画から露天掘り採掘を禁止する条項が削除
掲載日:2023年3月30日
3月16日付の地元メディアによると、国家開発計画において、大規模な露天採掘は禁止される方針であった。しかし、3月16日、法案提案者がこの条項を国家開発計画案から削除することを決定したことがわかった。国家計画庁(DNP)が作成した国家開発計画草案第186条では、鉱業セクターの脱炭素化を進めるため、露天掘り炭鉱での大規模な一般炭の商業的採掘を目的とする新規プロジェクトの実施を短期・中期的に禁止することを提起していた。
この第186条については、国会議員の中で反対者が多く、U党(la Unión por la Gente党)所属のCesar県代表の下院議員であるJosé Eliécer Salazar氏は、最大の反対者の1人であった。国内の石炭の約60%が同県で生産されている。
同氏は少なくとも、同氏が代表する県の主要な石炭会社であるProdecoを禁止から除外するよう求めていた。また、Cesarの住民は、この採掘活動に対する税金について抗議していた。
この第186条については、国会議員の中で反対者が多く、U党(la Unión por la Gente党)所属のCesar県代表の下院議員であるJosé Eliécer Salazar氏は、最大の反対者の1人であった。国内の石炭の約60%が同県で生産されている。
同氏は少なくとも、同氏が代表する県の主要な石炭会社であるProdecoを禁止から除外するよう求めていた。また、Cesarの住民は、この採掘活動に対する税金について抗議していた。
(リマ事務所 初谷 和則)
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