インド:2025年~2026年までに石炭の輸出を目指す

掲載日:2023年4月13日

3月30日付の地元メディアによると、石炭大臣であるPralhad Joshi氏は、2025年~2026年までに、豊富な石炭埋蔵量と石炭生産量の増加により、原料炭を除く一般炭の輸出が可能になると述べた。

同大臣は、2022年4月1日時点でのインドの推定石炭埋蔵量は3,614億1,000万トンであるとした。なお、石炭省は、2023/24年度の生産目標として10億1,700万トンを掲げており、石炭需要は10億8,700万トンと見込んでいる。

また、石炭省によると、2022/23年度の石炭生産量は、国営石炭会社のCoal India Limited (CIL) が前年度比12.9%増の7億322万トン、国営石炭会社のSingareni Collieries Company Limited (SCCL) が前年度比3.3%増の6,714万トン、民間企業 (自家消費用等) が前年度比35.1%増の1億2,238万トンと総生産量は8億9,274万トンに達し、過去最高を記録した。なお、原料炭生産量は前年度比17.5%増の6,077万トンであった。

(石炭開発部 高山 英子)

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