インド:2023年度、ロシア産原料炭の輸入を拡大する予定
掲載日:2023年5月12日
4月24日付の地元メディアによると、インドは2023年度、ロシア産の原料炭輸入を拡大する予定だと政府関係者が明らかにした。
インドの2022年4月~2023年2月の原料炭輸入量は5,185万トンと前年同時期の5,232万トンとほぼ横ばいとなった。一方、ロシアは前年同時期126万トンから390万トンと大幅に増加したものの、豪州は前年同時期3,761万トンから2,790万トンへ減少した。
また、原料炭の輸入価格はロシア炭が1トン当たり264ドル、豪州炭が354ドルと豪州炭よりロシア炭の方が安価であった。
なお、調査会社によると、2023年度の原料炭需要は、鉄鋼需要の増加により8%~10%急増する可能性が高いとし、ロシアからの原料炭の輸入量はさらに増加する見込みであるとした。
インドの2022年4月~2023年2月の原料炭輸入量は5,185万トンと前年同時期の5,232万トンとほぼ横ばいとなった。一方、ロシアは前年同時期126万トンから390万トンと大幅に増加したものの、豪州は前年同時期3,761万トンから2,790万トンへ減少した。
また、原料炭の輸入価格はロシア炭が1トン当たり264ドル、豪州炭が354ドルと豪州炭よりロシア炭の方が安価であった。
なお、調査会社によると、2023年度の原料炭需要は、鉄鋼需要の増加により8%~10%急増する可能性が高いとし、ロシアからの原料炭の輸入量はさらに増加する見込みであるとした。
(石炭開発部 高山 英子)
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