コロンビア:炭化水素産業をホワイト水素に置き換える

掲載日:2023年5月12日

4月21日付の地元メディアによると、Irene Vélez鉱山・エネルギー大臣は、グリーン水素の開発の大きな可能性に加えて、コロンビアでホワイト水素(注:地下に存在する天然の水素)を探すことができるだろうと述べた。

ホワイト水素は、炭化水素が存在するのと同じ地域で見つけることができるため、「炭化水素の探査・生産を徐々に置き換える方法」が見つかる可能性があると、大臣は第2回国際水素会議で述べた。

さらに、現在国内に存在する石油・天然ガスのインフラと「炭化水素残留物」をブルー水素生産に利用することで、最適化できるだろうとも語った。

また、政府が関心を持っている水素の色はブルーとホワイトであり、最大限グリーンに取り組めると信じているため、(CO2回収を伴わない化石燃料起源の)グレーには関心がないと発言した。

(リマ事務所 初谷 和則)

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