インド:インド政府、海外炭専焼石炭火力発電所に対し9月末までフル稼働を要請
掲載日:2023年6月23日
6月12日付の地元メディアによると、インドの石炭省は気温上昇とモンスーンの遅れによる電力需給ひっ迫に対応するため、9月末まで海外炭専焼石炭火力発電所に対しフル稼働を要請した。
同要請は、2023年2月に電力法に基づき、3月16日~6月15日まで海外炭を使用する電力会社に石炭火力発電所をフル稼働するよう要請していた発令を9月末まで再延長するものである。
同省によると、電力需要のピークは230GWに達すると見込んでおり、同需要に対応するため、発電事業者に対しては国内炭に輸入炭6%を混焼するよう指示し、ガスベースの発電所には電力需要のピーク時に発電所をフル稼働するよう指示した。なお、石油・天然ガス省管轄下の国有企業であるGAIL (India) Limitedは、同需要に対応するめにガスの追加供給を計画している。
さらに、民間の全石炭ブロックの業者に対しても、国内の発電業者へ石炭を最大限に供給できるよう増産を要請した。
同要請は、2023年2月に電力法に基づき、3月16日~6月15日まで海外炭を使用する電力会社に石炭火力発電所をフル稼働するよう要請していた発令を9月末まで再延長するものである。
同省によると、電力需要のピークは230GWに達すると見込んでおり、同需要に対応するため、発電事業者に対しては国内炭に輸入炭6%を混焼するよう指示し、ガスベースの発電所には電力需要のピーク時に発電所をフル稼働するよう指示した。なお、石油・天然ガス省管轄下の国有企業であるGAIL (India) Limitedは、同需要に対応するめにガスの追加供給を計画している。
さらに、民間の全石炭ブロックの業者に対しても、国内の発電業者へ石炭を最大限に供給できるよう増産を要請した。
(石炭開発部 高山 英子)
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