ベトナム: 国営ベトナム電力会社EVN、発電用石炭として100万トン不足
掲載日:2023年6月23日
6月14日付けの地元メディアによると、国営ベトナム電力公社Vietnam Electricity社(EVN)では、6月と7月の発電に必要な石炭が100万トン以上不足しており、これにより同地域の電力不足が深刻化する可能性がある。
ベトナムの国営石炭会社であるVINACOMIN社とDong Bac社は、6月と7月に発電用としてEVNに439万トンを提供する義務がある。これまでのところ164万トン不足していたが、同社が保有する発電ユニットの一つにて他の民間会社から60万トンを調達できたため、EVNが火力発電所を稼働させるために必要な石炭の量は、今月が60万トン、来月が40万トンとなる。
「北部の水力発電所が記録的な低水位にあり、火力発電所がフル稼働する必要があるため、この量の石炭は一層必要となっている」と、同社のCEO、Tran Dinh Nhat氏は12日に開かれた会議で述べている。
商工省は最近、北部の5つの主要な水力発電所が今月停止し、ベトナム北部で5,000MWの電力不足が発生したことを発表した。
この数週間、北部のさまざまな地域で電力供給の停止が頻発しており、日常生活や製造業で混乱を引き起こしている。
ベトナムの国営石炭会社であるVINACOMIN社とDong Bac社は、6月と7月に発電用としてEVNに439万トンを提供する義務がある。これまでのところ164万トン不足していたが、同社が保有する発電ユニットの一つにて他の民間会社から60万トンを調達できたため、EVNが火力発電所を稼働させるために必要な石炭の量は、今月が60万トン、来月が40万トンとなる。
「北部の水力発電所が記録的な低水位にあり、火力発電所がフル稼働する必要があるため、この量の石炭は一層必要となっている」と、同社のCEO、Tran Dinh Nhat氏は12日に開かれた会議で述べている。
商工省は最近、北部の5つの主要な水力発電所が今月停止し、ベトナム北部で5,000MWの電力不足が発生したことを発表した。
この数週間、北部のさまざまな地域で電力供給の停止が頻発しており、日常生活や製造業で混乱を引き起こしている。
(石炭開発部 佐藤 譲)
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