英国:英国、今冬の石炭火力発電所の稼働は1基のみに
掲載日:2023年7月14日
6月28日付の英国メディアによると、英国の送電大手のナショナル・グリッドの電力系統運用子会社であるElectricity System Operator(ESO)は、ロシアの対ウクライナ戦争が引き金となり、昨年記録的な価格高騰を招いたようなエネルギー供給の混乱が世界市場でさらに起こることを想定し、今冬に備え、エネルギー会社のDrax社、Électricité de France(EDF)社(ウェスト・バートンA)、Unipar社(Ratcliffe-on-Soar)と石炭火力発電所の再稼働等について協議をしてきた。
しかし、ESOによれば、今冬の電力供給に関する早期予測では、電力供給のバッファーは4.8GW、英国の総電力供給の8%になると予想され、これは昨年の冬よりも高く、十分な供給力がある。
そのため、Drax社及びEDF社との検討は中止し、英国で今冬運転待機する石炭火力発電所はUnipar社のRatcliffe-on-Soar石炭火力発電所1基のみとなることとなった。
ノッティンガムシャーにあるRatcliffe-on-Soar石炭火力発電所は2024年9月まで稼動する予定である。
しかし、ESOによれば、今冬の電力供給に関する早期予測では、電力供給のバッファーは4.8GW、英国の総電力供給の8%になると予想され、これは昨年の冬よりも高く、十分な供給力がある。
そのため、Drax社及びEDF社との検討は中止し、英国で今冬運転待機する石炭火力発電所はUnipar社のRatcliffe-on-Soar石炭火力発電所1基のみとなることとなった。
ノッティンガムシャーにあるRatcliffe-on-Soar石炭火力発電所は2024年9月まで稼動する予定である。
(石炭開発部 福水 理佳)
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