豪州:豪州連邦政府、NSW州Hunter地域を洋上風力発電ゾーンに指定

掲載日:2023年7月28日

7月12日付の地元メディアによると、豪州連邦政府は、NSW州Hunter地域を洋上風力発電ゾーンに指定したことを明らかにした。同政府は、同地域の指定については2023年1月から検討を開始しており(2023年1月19日付:連邦政府、NSW州Hunter地域を洋上風力発電ゾーンに指定することを検討かhttps://coal.jogmec.go.jp/info/docs/230119_6.html参照)、同年2月23日~4月28日に一般意見の受付や協議を行った結果、このほど正式に指定を決定したとしている。
 
同政府によると、Hunter地域洋上風力発電ゾーンは同地域の北部海岸から約20km、南部海岸から約35kmの沖合における面積1,854km2の海域であり、最大出力が5GW、雇用創出数が建設期間に3,000人、操業時に1,560人となると試算されている。また、同政府は、同ゾーンにおける風力発電に関するF/Sの実施を可能とするライセンスの申請を、2023年8月8日~11月14日に受け付けるとしている。同ゾーンは、豪連邦政府の指定する洋上風力発電ゾーンとしては、VIC州沖合のGippslandゾーンに次ぎ2番目のものとなる。
 

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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