豪州:豪州連邦政府、炭素クレジットメカニズム「Safeguard Mechanism」に関するガイドライン作成が進捗中、一般意見受付が完了へ
掲載日:2023年8月10日
豪州連邦政府の公表によると、同政府は炭素クレジットメカニズム「Safeguard Mechanism」の改正に伴い同メカニズムに関するガイドラインの作成を進めており、一般意見の受付を2023年8月11日に完了するとしている。
同ガイドラインは主に、同メカニズム改正が開始された2023年7月1日以降にGHG排出量がCO2換算100千トン/年以上の施設として同メカニズムの対象となる施設に対し個別に定められるGHG排出量上限値「ベースライン」の算出方法に関するもので、この算出に使用される、各産業でのGHG排出源と見なされる生産を決定する「生産変数(production variable)」ついて定めるものとなる。
同政府は特に石炭、電力、水酸化リチウム、金属鉱物の鉱山、鉄鋼、天然ガスなどの生産変数を2023年末までに優先的に決定するとし、それ以外の生産変数については2024年に決定するとしている。
同ガイドラインは主に、同メカニズム改正が開始された2023年7月1日以降にGHG排出量がCO2換算100千トン/年以上の施設として同メカニズムの対象となる施設に対し個別に定められるGHG排出量上限値「ベースライン」の算出方法に関するもので、この算出に使用される、各産業でのGHG排出源と見なされる生産を決定する「生産変数(production variable)」ついて定めるものとなる。
同政府は特に石炭、電力、水酸化リチウム、金属鉱物の鉱山、鉄鋼、天然ガスなどの生産変数を2023年末までに優先的に決定するとし、それ以外の生産変数については2024年に決定するとしている。
(シドニー事務所 Whatmore 康子)
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