コロンビア：Cerrejón生産拡大の制限について、Petro大統領がスイス大統領と協議

Gustavo Petro大統領は、La Guajira県の経済非常事態の枠内で発令され、同県での石炭開発の増加を制限する政令発布を受けて、スイス企業Glencoreが所有するCerrejón炭鉱との解決策を模索するため、スイスのAlain Berset大統領と話し合ったと述べた。

Petro大統領は憲法裁判所で、政令に含まれるガイドラインは、既存の鉱山開発を排除するものではないものの、その拡張を制限するものであると説明した。大統領は、政府が同地域に宣言した非常事態を正当化する主張を聞くために高等法院で開催された公聴会で、「利権契約が締結されている場合もあるが、鉱区の拡張はRancherías川を破壊する」と説明した。

大統領は裁判所の判事たちに対し、国民との対立が増大する中、この問題に「協調的な解決策を見出す」ために今週コロンビアを訪れていたBerset大統領と話し合ったことを明らかにした。

Cerrejónは、鉱業部門で年間売上高が2番目に多い企業であり、国内最大手企業の1つである。Carbones del CerrejónとCerrejón Zona Norteは200%以上の利益成長を遂げ、それぞれ6兆ペソ（14.5億米ドル）と2.8兆ペソ（6.8億米ドル）の利益に達した。