豪州:WA州Muja石炭火力発電所、夏季の電力供給力確保のためにCユニット6号の閉鎖時期が2025年4月へと6か月間延期へ

掲載日:2023年8月25日

8月17日付の地元メディアによると、WA州政府は、同政府の所有する豪Synergy社が運営する同州Muja石炭火力発電所のCユニット6号の閉鎖時期を、同州における2024/25年度夏季の電力供給力を確保するために6か月間延期して2025年4月とすることを明らかにした。

同政府はこの電力供給力確保が、同州の2024/25年度における電力消費量に関するAustralian Energy Market Operator(豪州における電力及びガスの系統と市場を管理する機関で、略称はAEMO)の予測に基づき行われるとしており、Cユニット6号は2024年10月~2025年4月の6か月間においては、同州の電力備蓄が無くなった際にAEMOの要請に従い稼働するとしている。

同発電所はAユニットとBユニットが2017年に閉鎖されており、現在はC、Dの両ユニットが稼働しているが、2029年にはこれら残りのユニットも閉鎖される予定であるとされている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ