インドネシア:インドネシアの国内石炭消費量、ニッケル製錬部門による石炭需要の伸びが牽引し、2023年に2億2,000万トン超へ

掲載日:2023年10月13日

9月30日付けの地元メディアによると、Adaro International (Singapore) 社のリサーチマネージャーは、インドネシアの国内石炭消費量は、ニッケル製錬部門による石炭需要の伸びが牽引し、2023年には2億2,000万トンを超えると予想している。先日バリで開催された国際会議で同氏は、「2022年、ニッケル製錬所は5,000万トンの石炭を消費したが、2023年は7,000万トンから8,000万トンを消費する勢いである」と述べている。また、同氏は、ニッケル製錬部門に加え、電力部門も今年の石炭消費量を1億3,000万トンに押し上げ、セメント業界は約1,100万トンを消費すると予想している。

エネルギー・鉱物資源省のOne Data Indonesia(MODI)によると、2023年8月8日時点での国内石炭生産量は4億3,351万トンとなり、通年の石炭生産量目標6億9,450万トンの62.42%に達した。一方、DMOスキームによる国内市場への石炭販売量は7,106万トンとなり、政府が目標として掲げる1億7,680万トンの40.19%に達した。

(石炭開発部 佐藤 譲)

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