コロンビア:Cerrejon社が今年200件以上の封鎖被害にあっていることを報告

掲載日:2023年12月22日

12月4日付現地メディアによると、Cerrejón社は2023年に217件の封鎖があり、操業が悪影響を受けたことを明らかにした。

「封鎖は、操業・採掘作業に必要な物資の移送、Bolivar港への石炭の輸送、近隣の163のコミュニティへの飲料水の配送に影響を与えている」と同社は声明で説明した。

同社のClaudia Bejarano社長は、同社の運営に200件以上の障害が発生しているため、「対話を通じて解決策を求める必要に迫られている」と述べた。

同社長は、同社が近隣コミュニティと337の正式な協定を結んでおり、内務省の支援を得て、コミュニティによって定められ実行されている2,100以上の社会的取り組みがあることを強調した。

「封鎖によって皆が損をする。Cerrejon社の操業が阻害されると、会社の持続可能性、La Guajira出身者を含む13,000人以上の従業員の雇用、そして我々が経済にもたらす利益を危険にさらすことになるということを人々に理解してもらいたい」と同社長はコメントしたが、封鎖によって生じた損失の額については明らかにしなかった。

同社は2022年だけで、自主的および義務的なプロジェクトの開発のために約1,300億ペソ(3,300万米ドル)の社会投資を行い、税金とロイヤルティとして3兆7,000億ペソ(9億2,700万米ドル)支払った。

(リマ事務所 初谷 和則)

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