インドネシア:エネルギー・鉱物資源省、坑内石炭採掘への大幅な転換に向けて準備を進めている
掲載日:2024年1月12日
12月29日付の地元メディアによると、エネルギー・鉱物資源省は坑内石炭採掘への大幅な転換に向けて準備を進めている。先日ジャカルタで行われた講演で、鉱物・石炭ガバナンス促進担当特別スタッフであるIrwandy Arif氏は、操業コストや資本コストは高いものの、地表近くの鉱床の枯渇や環境リスクが比較的低いことを理由に、今後地下採掘への傾向が強まることを指摘している。坑内採掘は露天採掘に比べ、操業コストは約2倍、資本コストは3~4倍かかる。しかし、同氏は、革新的な採掘技術の採用によるコストダウンの可能性を強調した。
同省は29日に発表した声明の中で、「インドネシアの坑内採炭の潜在性は高く、いくつかの盆地でかなりの埋蔵量が確認されている」と述べた。南カリマンタン州に位置するBarito 及びAsam-Asam堆積盆だけでも推定5億3,071万トンが埋蔵されており、Kutai 及び Tarakan堆積盆、South Sumatra堆積盆はそれぞれ123億4,451万トン、206億5,830万トンの石炭の埋蔵量が見込まれている。
インドネシアには、最近初の坑内採掘を開始したSumber Daya Energi社(中国秦発集団の現地法人)のほか、15社の坑内掘り採炭会社がある。その中には、西スマトラ州のCV. Air Mata Emas社やNusa Alam Lestari社、南カリマンタン州のMerge Mining Industry社などが含まれている。
同省は29日に発表した声明の中で、「インドネシアの坑内採炭の潜在性は高く、いくつかの盆地でかなりの埋蔵量が確認されている」と述べた。南カリマンタン州に位置するBarito 及びAsam-Asam堆積盆だけでも推定5億3,071万トンが埋蔵されており、Kutai 及び Tarakan堆積盆、South Sumatra堆積盆はそれぞれ123億4,451万トン、206億5,830万トンの石炭の埋蔵量が見込まれている。
インドネシアには、最近初の坑内採掘を開始したSumber Daya Energi社(中国秦発集団の現地法人)のほか、15社の坑内掘り採炭会社がある。その中には、西スマトラ州のCV. Air Mata Emas社やNusa Alam Lestari社、南カリマンタン州のMerge Mining Industry社などが含まれている。
(石炭開発部 佐藤 譲)
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