インド:JPL社、Lanco Amarkantak Powerの売却オークションに参加表明

掲載日:2024年1月19日

1月12日付の地元メディアによると、Jindal Steel and Power社傘下のJindal Power Limited(JPL)社は、Lanco Amarkantak Power石炭火力発電所の売却オークションにおいて、同オークションを扱う会社法裁判所(National Company Law Tribunal:NCLT)に参加承認を求めて請願書を提出した。

同国の石炭火力発電所への民間投資は2018年以降減少し始めていたが、2023年11月、Raj Kumar Singh 電力・新再生可能エネルギー大臣が電力需要の急激な増加に対応するため、民間への投資拡大を呼びかけた。

同発電所は、インド中部に位置しており、ユニット1および2(発電容量は其々300MW)は現在稼動しているが、ユニット3および4(発電容量は其々660MW)は建設中である。近年、燃料の供給や発電所を完成させるための資金を調達できず、破産手続きに陥っている多くの不良石炭火力発電所の一つである。同オークションにはAdani power社も参加し最高入札者との情報もあったが売却されず、NCLTが再オークションを命じていたところJPL社が参加を表明した。

(石炭開発部 高山 英子)

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