コロンビア:鉱業セクター改革のための新鉱業法草案を発表

掲載日:2024年3月8日

2月20日付け地元メディアによると、コロンビア鉱山エネルギー省、国家鉱業庁(ANM)、鉱業エネルギー計画局(Upme)、地質局は、コロンビアの鉱業部門を改革する新鉱業法案の草案を明らかにした。

上記省庁は、この法案が再産業化と社会福祉強化のための高い経済生産性、公正なエネルギー転換、気候危機への対応に重要な役割を担う鉱業の基盤を確立することを目的としていると伝えた。

この法案には、商工観光省、労働省、環境・持続可能開発省、国家環境ライセンス庁(ANLA)などからの提案も含まれている。

予想通り、この草案には、ANMが一般炭の探査と採掘に関する新たな契約を締結することを禁止する条項が含まれている。

そのため、鉱山エネルギー省は、一般炭採掘に従事する人々のための移行計画を策定し、彼らの経済活動の代替、再転換、または多様化を進める措置を検討しなければならない。

Andrés Camacho鉱山エネルギー大臣は、「これは共同で領土を構築・開発し、資源の生産と利用を改善し、生命と平和のために鉱業を変革する機会である」と述べた。

この草案は、該当機関を通じて少数民族との事前協議のプロセスに入ると同時に、国民からのパブリックコメントも1か月間にわたり募集する。

(リマ事務所 初谷 和則)

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