インドネシア:インドネシア、2024年から2026年の石炭総生産量は 27.4億トンに達する見込み

掲載日:2024年4月5日

3月19日付けの地元メディアによると、インドネシア政府は、2026年までの石炭生産計画に関する最新データを発表した。2024年3月18日までに各石炭採掘事業者から提出された企業予算作業計画(RKAB)によると、今後3年間の石炭総生産量は27.4億トンに達することがわかった。エネルギー・鉱物資源省鉱物石炭局長代理Bambang 氏は、「2024年に承認されたRKABの総トン数は9億2,214万トンで、2025年は9億1,716万トン、2026年は9億297万トンになる」と、19日に開かれた国民議会第7委員会にて述べた。同省のデータによると、政府に提出されたRKAB申請は883件で、承認されたRKABの総数は587件であることも明らかになった。

「石炭採掘事業者自身は、今後数年間は石炭生産を減らすつもりはない。これは、同国の石炭埋蔵量がまだ非常に大きいと考えられていることからも裏付けられている。そのために、新再生可能エネルギー(EBT)の開発を実施しながら、クリーンな石炭利用の方法を模索しなければならない」と付け加えた。インドネシア鉱業協会(IMA)のデータによれば、国内の石炭埋蔵量は350億トン、資源量は1,340億トンで、適切な方法で使用すれば、今後500年間は使用できると推定されている。

(石炭開発部 佐藤 譲)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ