米国:ニューイングランド地域での石炭火力発電の停止

掲載日:2024年4月12日

3月29日付の米国メディアによると、米国東海岸のニューイングランド地域ニューハンプシャー州にある稼働中の石炭火力発電所の最後の2基である、メリマック発電所とシラー発電所が、2025年及び2028年にそれぞれ閉鎖されることが決定した。これを受け、当該地域は太平洋岸北西部に続き、石炭利用を停止する全米で2番目の地域となった。メリマック及びシラー発電所は、閉鎖後は太陽光発電と蓄電池の施設に改築される予定である。

過去5年に亘り、環境保護活動家はメリマック及びシラー発電所の稼働停止を求め、法廷で争ってきた。そして3月24日に米環境団体シエラクラブ(Sierra Club)と、当該施設を所有するグラナイト・ショア・パワー(Granite Shore Power)の間で示談に至った結果、シラーが2025年12月、メリマックが2028年6月までに、それぞれ閉鎖されることとなった。

当該地域では50年以上に亘り、石炭火力発電由来の電力が利用されてきたが、近年では、シラー及びメリマック両施設は電力需要のピーク時に、断続的に稼働するにとどまっていた。

(ワシントン事務所 三田部 真理)

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