インドネシア:Adaro Energy社、一般炭事業からグリーンエネルギー事業に移行

掲載日:2024年6月7日

5月15日付けの地元メディアによると、Adaro Energy社は、同社事業の中核としてグリーンエネルギー開発に注力し、本格的に取り組むことを決定した。特に石炭については、同社のGaribaldi Thohir社長は、大幅な拡大を実施しないと語った。「事業転換に本格的に取り組んでいるため、一般炭については炭鉱の拡張や探鉱も行わない。我々は、原料炭、アルミニウム、そしてグリーンエネルギーを柱として開発に注力する」と、同氏は15日に地元メディアに対して語った。また、同氏は、「現在同社が考えている鉱山寿命計画では、将来までの生産にまだ十分対応できる」と述べた。

「現在、同社には事業転換と拡大のための戦略的プロジェクトがいくつかある。たとえば、アルミニウム・プロジェクト、原料炭開発と拡大、PLTA(水力発電)やPLTS(太陽光発電)、PLTB(風力発電)といったグリーン電力セクターの大規模な開発などである。より環境に優しい企業を目指していく」と同氏は付け加えた。

(石炭開発部 佐藤 譲)

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