豪州:Anglo American、QLD州Grosvenor炭鉱が坑内でのガス発火による火災で操業が一時停止中

掲載日:2024年7月5日

7月2日の地元メディアによると、英Anglo Americanは、QLD州Grosvenor炭鉱(原料炭)で2024年6月29日に坑内のガス発火によって火災が生じ、現在、操業を一時停止中であることを明らかにした。
 
同社はこの火災について、死亡者や怪我人は出ておらず、同州の鉱山保安機関であるQueensland Mines Rescue Service (QMRS)や統制当局と共に消火活動にあたっているとしているが、同炭鉱での操業再開に関しては坑内が損傷している恐れがあるため数か月間を要する見通しであるとしている。
 
同炭鉱は、2020年5月に坑内のメタンガス濃度が上昇したことによるガス爆発で作業員5人が大火傷を負うという事故が起きている(2020年5月14日付:Anglo Americanが操業するQLD州Grosvenor炭鉱でガス爆発事故、5人の作業員が重傷https://coal.jogmec.go.jp/info/docs/200514_6-7.html参照)。
 
また、同メディアは今回の火災について、石炭産業の識者が、同炭鉱を閉山に追い込むことになる可能性もあると述べたと報じている。
 
同社は2024年における原料炭生産量を上半期で800万トン、このうちGrosvenor炭鉱の生産量を230万トン、年間で1,500万~1,700万トン、同炭鉱の生産量を350万トン(下半期はロングウォールの移設で生産量が低下する見通し)と予測しているが、火災の被害などについて詳しい情報が得られ次第、これらの予測を更新するとしている。
 

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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