ベトナム:ラオスからの石炭輸送のための全長6kmのベルトコンベア建設を承認

掲載日:2024年7月5日

7月1日の現地報道によると、ベトナム北中部クアンチ省人民委員会が、ラオスから石炭を輸送するための全長6kmを超えるベルトコンベア建設プロジェクトを承認した。ベルトコンベアは年間3,000万トンの石炭を運ぶ予定である。

本プロジェクトは、地元の道路が狭く劣化する中、両国間の石炭輸送促進を目的とし、2030年までのベトナムのエネルギー安全保障を確保し、石炭の国内需要を満たし、ラライ国際国境ゲートと国道15号D線の通関の渋滞緩和を意図したものである。

ベルトコンベアはベトナム・ラオス国境を始点、クアンチ省ダクロン郡ア・ゴー(A Ngo)コミューンの倉庫を終点とし、敷地面積23.8ha、約1.5兆ドン(5,830万米ドル)の費用を要すると見積もられている。

過去2年間、ラオスからベトナムへの石炭輸入は増加しており、現在、石炭はクアンチ省ダクロン郡とラオス・サラワン県を結ぶ2つの国境ゲートで通関されている。うちラライ国際国境ゲートには毎日約4,000トンの石炭が運ばれており、交通渋滞がなければ、石炭輸送トラック400~450台分に相当する1万2,000トンにも達する量の石炭が運ばれている。

2023年、クアンチ省はラオスから220万トンの石炭を輸入した。

最近、ラオスからベトナムへ石炭を輸送するトラックの数が急増し、ラライ国境ゲートを圧迫しており、国道15号D線と国道9号線、そしてホーチミン道路の劣化を引き起こしている。

本プロジェクトの投資家は、全長6km超のベルトコンベアとは別に、中部ミートゥイ港まで結ぶベルトコンベアとベトナム・ラオス国境とラオス・セコン省の炭鉱を結ぶベルトコンベアの2本を建設することを提案した。この3本のベルトコンベアにより、ラオスからベトナムへ石炭を輸送するための全長160kmのコンベアシステムが構築される予定である。

(石炭開発部 宮崎 渉)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ