南アフリカ:Seriti社、1,200名超の人員削減計画を公表
掲載日:2024年9月27日
9月17日付報道によると、Seriti Resources(Seriti社)は、価格低下と鉄道のボトルネックによるコスト削減のため、1,241人の人員削減を計画している。Seriti社は南アの石炭火力発電所へ主要石炭供給会社であり、生産量の一部を輸出している。
今回の人員削減計画は、Middleburg炭鉱とKlipspruit South-East坑の労働者に影響を与えると、インタビューで述べた。2024年3月時点で合計5,212人の従業員を雇用していた両事業は、2021年にSouth 32社から買収した。
両炭鉱は「現在、商業的に持続可能ではなく、コストと将来の持続可能性の見通しを改善するために重要なリストラが必要である」とし、「これらの炭鉱は、特に南ア鉄道会社Transnet社の業績不振と一般的な市場のボラティリティによって悪影響を受け続けている」と同社は述べた。
Transnet社は、機関車やスペア不足、ケーブルの盗難やインフラの破壊行為で適切なサービスを提供するのに苦労しており、Seriti社のような石炭輸出業者に影響を与えている。同社は、労働争議の調停と結果の認定を行う法定機関である南アフリカの調停・仲裁委員会(CCMA)のもと、労働組合との協議を開始したと発表した。一方、全国鉱山労組(NUM)は本計画を受けSeriti社との対決姿勢を示しており「NUMは大規模な動員を開始し、Seriti社がやみくもに従業員を削減することで組合を弱体化させるのを阻止しようとする」と同労組は声明で述べた。
今回の人員削減計画は、Middleburg炭鉱とKlipspruit South-East坑の労働者に影響を与えると、インタビューで述べた。2024年3月時点で合計5,212人の従業員を雇用していた両事業は、2021年にSouth 32社から買収した。
両炭鉱は「現在、商業的に持続可能ではなく、コストと将来の持続可能性の見通しを改善するために重要なリストラが必要である」とし、「これらの炭鉱は、特に南ア鉄道会社Transnet社の業績不振と一般的な市場のボラティリティによって悪影響を受け続けている」と同社は述べた。
Transnet社は、機関車やスペア不足、ケーブルの盗難やインフラの破壊行為で適切なサービスを提供するのに苦労しており、Seriti社のような石炭輸出業者に影響を与えている。同社は、労働争議の調停と結果の認定を行う法定機関である南アフリカの調停・仲裁委員会(CCMA)のもと、労働組合との協議を開始したと発表した。一方、全国鉱山労組(NUM)は本計画を受けSeriti社との対決姿勢を示しており「NUMは大規模な動員を開始し、Seriti社がやみくもに従業員を削減することで組合を弱体化させるのを阻止しようとする」と同労組は声明で述べた。
(石炭開発部 宮崎 渉)
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