イラン:炭鉱での爆発事故により多数の死亡者が発生

掲載日:2024年9月27日

9月22日付地元報道によると、イラン東部南ホラサーン州タバス炭田の炭鉱において21日夜にメタンガス漏れによる爆発事故が発生、多数の死亡者が出た。

当時、爆発が発生した炭鉱部分に66名の作業員がおり、多数の死亡者、負傷者、取り残された者がいた。国連総会出席のため準備中だったペゼシュキアン新大統領は、救出と家族支援に全力を尽くすよう命じ、救助活動が進められたが「地表下250メートルの坑内から負傷者を救出するのは困難な作業であるというのが現実である」と緊急対応責任者は地元報道に語っている。

事故が発生したパルバデ5(Parvadeh 5)炭鉱は民間企業マンダンジュー社(Mandanjoo Co.)により運営されるイラン最大級の炭鉱であり、別の報道機関からは「この爆発はイランで起きた鉱山事故の中で最悪のもののひとつだ」と伝えられている。

その後、イラン政府は閉じ込められた残りの作業員が死亡したとみられると発表、25日時点で死者数は50人となった。

(石炭開発部 宮崎 渉)

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